種苗の上手な育て方
  • 種苗の上手な育て方

    「種苗」と言っても様々な植物の種や苗があります。
    同じ品種の種でも地域の特性や気候によって種をまく時期や肥料の配合、またその種の品種なども地域によって変えなければならない場合もありますが、難しく考える必要はありません。
    基本を守り、ポイントを押さえれば、プロの農家さんが栽培するのも、初心者の方が家庭菜園で楽しむ事も可能です。
    種まきから栽培をはじめると、少し手間はかかりますが、その分、育てる楽しみが待っています。 また、なるべく手間をかけずに楽しみたい方には、苗が売っているものもありますので手軽に楽しむことができます。
    ここでは、様々な条件を踏まえた上で、上手に種から苗へ育てるポイントをご紹介します。

まずは基本の種を植えるためのポイント

上手な種まきの方法

種を植える深さは、種の厚さの3倍が目安となります。
横幅のうすい種の場合は、光が当たらないと育たないので(例:ニンジンなど)、土をかぶせる位でOKです。

ポットに入れて育てる

直接プランターや土で育てるより、ポットに入れて種をまき、苗で育てると失敗が少ないです。
※ただし、ダイコンやニンジン、ゴボウなど根菜類には適応しませんので注意が必要です。
1ポットにつき必ず3粒は入れて、育ってきた際に、育ちが良いものを残してください。

通気性を良くしましょう

ポットで育てている間、芽が出る前から出る前は、高いところや通気性の良い土台の上に置くようにしてください。風通しを良くすることによってムレを防ぎ、根の病気を防ぎます。
※土の上に直接置かないようにしましょう。

  • 苗まで育ったら定植しましょう

    野菜の種類によって植え付けに適した時期もまちまちなので、その野菜の性質をよく理解して、それぞれの適した時期に植えることが大切です。また、どれだけ正確にできるかがポイントとなります。

土(畑等)に定植する場合

  • ポットから苗を取り出す時に、土がばらばらになったり、根が崩れるのを防ぐ為、ポットに水やりしましょう。
  • 定植する場所に、植えるための穴を掘ったら肥料を入れ、根が直接その肥料に触れないように土で薄く覆っておきましょう。(家庭菜園やガーデニングの場合)
    ※根が直接肥料に触れると傷みやすくなります。
  • 株の元が少し盛り上がる程度に土をかけて植えます。土のかけ過ぎや深植えは植物を傷めるので禁物。逆に浅過ぎても根の張りが悪くなります。
  • 株元を軽く手で押さえて土を落ち着かせます。
    ※圧力をかけることによって根の周りに水が集まりやすくなる為です。
  • 定植し終えたら、土の湿り具合を見て水やりをしましょう。作業も水やりも直射日光が当たる時間は避けて午前中に行うとベストです。

適期に植え付けすることが重要

プランターに定植する場合

  • まずは、プランターに土の流出や害虫の侵入を防ぐ為、底にネットを敷きます。もともと底が網状になっているプランターはそのままでOKです。
  • 全体の高さの2割程度、鉢底石(鉢底用土)を入れましょう。
  • その上に土を入れる。水やりの際に、プランターや鉢から土が流れ出ないように、フチから2~4cm程度、余裕を残して入れるのがポイントです。
  • 肥料が必要な野菜の場合は、堆肥(肥料・石灰)を入れたりして、土づくりを行います。
  • 定植し終えたら、土の湿り具合を見て水やりをしましょう。作業も水やりも直射日光が当たる時間は避けて午前中に行うとベストです。
    プランターはとくに土が乾きやすいので、乾燥しないように注意します。

育てる種に応じたプランターの大きさを選びましょう。(大きいほど良い)

適期に植え付けすることが重要

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